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ライブ配信会場下見の重要チェックポイント〜①電源編

eichiの大井です。
東京都を拠点に、インターネット番組放送、企業内イベント等のライブ配信事業を行なっています。

ライブ配信は専用スタジオをはじめとして、ホテルや宴会場といった催事施設、レンタル会議室、企業オフィスなど、様々な場所で実施されます。

ライブ配信会場の会場下見(ロケハン)の時にチェックする点をtipsとしてまとめました。
このシリーズは3つに分けて投稿します。
下見の際の3大チェックポイントである
①電源
②インターネット回線
③機材設置場所
の中から、ここでは電源に関して考えていきます。

電源のチェックポイント

ライブ配信をするしないに関わらず会場の電源チェックは必須です。
電源の中でチェックするポイントは以下の4つです。

  • 会場の電源容量(15Aが○系統か)
  • 各電源の電圧(100Vか200Vか、各電圧は電源系統ごとに計測必須)
  • 会場内の電源位置
  • 各電源にぶら下がっている既存設備の有無

 

1,会場の電源容量

イベント演出の規模によって使用する機器の電源容量は異なりますが、最も理想的なのは、会場の図面をあらかじめいただき、おおよその電源環境を把握しておくことです。
とはいえ図面がないorいただけないことがあるので、その時は下見の際にできる限りの確認を行いましょう。

事前準備として、技術会社の場合はロケハン段階で想定している機材のシステムでの消費電力を把握しておきましょう。

おおよそのシステムを確定しておき、使用する機材と消費電力の想定はつけておく

上記のように消費電力の大きい、メインの機器をリストアップした上で必要電源容量を計算していきます。
ここで注意なのは、モニターやコンバーターなどの消費電力を想定したバッファを取って計算することです。

このシステムの場合は、必要電源容量は15~20Aなので、100V15Aの電源が2系統必要になります。

2,各電源の電圧確認

会場下見の際は、必ず会場電源の電圧を計測しましょう。
電源系統別にそれぞれ計測することが必須です。
電圧の計測には、電圧テスターを持っていきます。

Sanwaのデジタルマルチメーター(PM-3)を使用

100V電源の場合の電圧目安は以下の通りです。
・〜95V 低電圧(使用不可)
・95V〜99V 低め
・100V~105V 適正、理想的
・106~115V 高め(ほぼない)

95V以下の電源については、機器が落ちる危険性が高いので使用不可としましょう。滅多にないですが、設備が老朽している会場や小型のライブハウスでたまにあります。

95~99Vの電源は電圧が低めです。
そのままの状態で機器接続をしないようにしましょう。最低限電源の昇圧器は使用し、UPSと併用するプランニングを推奨。

100V~105Vの電源は適正で理想的です。
多くの会場ではこの電圧が出ています。

106-115Vは高めですが、会場電源の時点でこの電圧になっていることはほぼありません。
海外製品だと適性が115Vの機器があったりするので、そういった機器を使用する場合に各々で昇圧してこの電圧にすることはあります。

3,会場内の電源位置

イベント開催時に電源位置の確認は大切です。
あくまで会場ステージの配置やゲスト動線が優先になりますが、電源位置やインターネット回線の位置、会場パッチの位置の条件が最も良いところに機材のオペレーション卓を設置するためです。

会場下見の際には、オペレーションを最もやりやすいところで、上記の条件が良いところを念頭に入れて進めましょう。

オペレーションエリアの設置例、ステージとゲスト動線の妨げにならないところに組む

会議室や企業オフィスでは、壁コンセントと床コンセントを使用することが多いですが、電源系統がどこで分かれているかに注意してください。

上記の図では、電源位置と電源系統を図にして明記しています。
電源は、位置が異なっても系統が同じという場合が多く、
・床コンセント → 会場横一列が同系統
・壁コンセント → 場所の近いコンセントは同系統
でないか注意してください。

4,電源にぶら下がっている会場設備の有無

最後に、機材用に使用しようとしている電源と同じ系統に既存の会場設備がぶら下がっていないかをチェックしましょう。

よくあるのが、既設のプロジェクターや映像モニター/スピーカーが、会場利用者に解放されている電源系統と同一のものを使用しているというケースです。
会場下見時には、会場の電源位置とともに、”電源系統が単独で使用できるか”について確認しましょう。
同じく、伝えるときには、”映像用に100V15Aの電源を単独1系統”といった伝え方をすることで、トラブルを防ぐことができます。

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